父の土地を相続してすぐ売ってしまった(損したかも)

私には音信不通になっていた父がいました。

私がまだ高校生の頃に借金を重ねて
当時経営してた町工場を占めて
未払いだった社員の給料を持ったまま姿を消してしまい
いろんな手を使って探しまわったものの
結局見つからないまま20年以上が経過していました。


そんな父の存在も忘れかけていた昨年末
突然、一本の電話が入り父の訃報を伝えてきました。

遺品のなかに唯一あった電話番号が自宅のもので
そこから頼って家に行政機関から知らせが入ったわけです。

父はその後、F県の山間部の方に一人で暮らしていたらしく
そこは30坪ほどの土地に小さな平屋建てが建っている物件で
これが私に相続されることになったという知らせです。

まさに青天の霹靂というか棚からぼた餅というのは
ちょっと不謹慎ですが思わぬことなので
正直うれしかったのが本心です。

これまで迷惑をかけられっぱなしだった父から
このような思わぬ贈り物が意図せずに贈られてきたことを
素直に感謝したいです。

しかしそうはいっても
かなりの田舎の土地(古家付き)ですから
どれくらいの資産価値があるのか検討もつきません。

それでネットから調べた不動産屋に見積もりを頼んでみたところ
わずか300万円の価値しかないということでした・・・・・・

それでもまぁバカみたいに国に税金を払い続けて持っていても
まずここに住むことはないし利用価値がほぼゼロなので
たかが300万円でも頂けるならと
不動産会社に売却してしまうことにしました。


でもあとで聞いた話ですけどこうやって
不動産会社に直接売ってしまうのは最終手段にして
できれば普通に広告を出して買い手がみつかるかどうかさがしてから
それでも売れなかった時にそうしたほうが良いということでした。

もしかしてかなり損したかもしれません。

2017/5月追記
あれから3年、その土地はさらに値段が下がったので
あのとき売ってしまってよかったですね。